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PROFILE

 草刈民代 Tamiyo Kusakari

東京都生まれ。
73年小林紀子バレエバレエアカデミーにてバレエを始め、78年橘バレエ学校入学。81年から牧阿佐美バレヱ団に参加。84年橘バレエ学校を卒業し、牧阿佐美バレエ団正団員となる。同年「恋の絲」(牧阿佐美振付)の主役に抜擢される。 87年「白鳥の湖」オデット・オディールの初役を務め、以降バレエ団の主要バレリーナとして活躍。 同年全国舞踊コンクール第一部第一位、文部大臣奨励賞を受賞。88年村松賞、89年橘秋子賞受賞。
91年、スタニスラフスキー&ネミロビッチ・ダンチェンコ劇場(モスクワ)による招聘を機に世界各地でゲストバレリーナとして客演。以降、牧阿佐美バレエ団の公演の他、レニングラード・バレエシアター、モスクワ音楽劇場、レニングラード国立バレエ、新国立劇場バレエなどにゲスト出演。特にレニングラード国立バレエには97年から09年までの12年間、ゲストアーティストとして日本国内ツアーや本拠地(サンクトペテルブルク・ロシア)での公演など、多くの公演を共にする。 81年頃から広告、TVCMなどにも起用されるようになり注目を浴びていたが、96年には映画「Shall we ダンス?」(周防正行監督)に主演。社会的現象になるほど話題の作品となり、女優として数々の賞も受賞した。
97年服部智恵子賞受賞。99年故ローラン・プティ氏により「若者と死」の死神役に選ばれ、プティ氏から厚い信頼を受ける。これ以降プティ作品は草刈の最も得意なレパートリーとなり、その数は11作品に及ぶ。
05年愛知県で行われた万国博覧会で公演をプロデュース、主演。野外公演にて約2万5千人を動員する。06年『ソワレ Soiree de Danse Roland Petit』をプロデュース、パリ、上海、香港、台湾の他日本国内8都市で公演。同年韓国国立バレエ団の招聘によりソウル・アートセンターにてマッツ・エック版「カルメン」に主演。09年4月「Esprit〜ローラン・プティの世界」をプロデュース。国内11都市、14公演を行いバレリーナとしての幕を閉じる。
師事した教師は牧阿佐美、北原秀輝、オリガ・エブレイノフ、ティナ・ベルナール、アナトリー・シードロ、ルイジ・ボニーノ、ジャン=フィリップ・アルノー、アラ・オシペンコ。その他、故ローラン・プティ、ジジ・ジャンンメール、マイヤ・プリセツカヤからも大きな影響を受けている。草刈の活動は日本のバレエを一般に広めることに大きく貢献し、日本人バレリーナの新たな可能性を示した。
09年9月には演劇作品『宮城野』(鈴木勝秀演出)に主演。その舞台を機に女優として活動開始。 10年に放映されたNHKの大河ドラマ『龍馬伝』にてテレビドラマ初出演。同年、写真集「BALLERINE」を企画出版。 11年、主演バレエ映画「ダンシング・チャップリン」(周防正行監督)が公開される。 12年、映画「終の信託」(周防正行監督)に主演し、第36回日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞。同年NHKドラマ「眠れる森の熟女」にも主演。写真集「INTRINSIC」企画出版。今後も様々な分野での活動が期待される。

ACTRESS / 出演作品

MOVIE

1996年

『Shall we ダンス?』

2011年

『ダンシング・チャップリン』

2012年

『終の信託』

2014年

『舞妓はレディ』

TV

2010年

『龍馬伝』(NHK大河ドラマ)坂本幸・お登勢 役(二役)
『新参者』(日曜劇場)吉岡多美子 役

2011年

『外交官・黒田康作』(木曜劇場)観上祥子 役

2012年

『眠れる森の熟女』(よる☆ドラ)主演・相沢千波 役

2014年

『ラスト・ドクター』(TX/第9話)
『草刈民代 日本バレエの母エリアナ・パブロワを求めて』
(BS朝日/ナビゲーター)
『ワーズハウスへようこそ』
(NTV/レギュラー出演中/毎週土曜日20:54~)
『刑事』(TXドラマペシャル)

2015年

『ザ・プレミアム ロマノフ秘宝伝説 栄華を支えた女たち』
(BSプレミアム/前後編)
『五感で旅する世界の美術館』(スカパー!)
『新 法廷荒らし 猪狩文助 ~終の棲家~』
(TBS/月曜ゴールデン)

STAGE

2009年

『宮城野』宮城野 役 演出:鈴木勝秀

2010年

『ヘンリー6世』グレイ夫人エリザベス 役
オーヴェルニュ伯爵夫人 役 演出:蜷川幸雄
『ビリーバー』モーリン 役 演出:鈴木勝秀

2011年

『淋しいのはお前だけじゃない』由良常子 役 演出:マキノノゾミ

2012年

『9時から5時まで』ヴァイオレット 役 演出:西川信廣

2013年

『兄帰る』中村真弓 役 演出:永井愛

PUBLICATIONS / 出版情報

VIDEO

2000年

『プリマエクササイズ』

2014年

『草刈バレエメソッ』

BOOK

2006年

『全身「からだ革命」』(講談社)
『バレエ漬け』(幻冬舎)

PHOTO BOOK

2010年

『BALLERINE』(幻冬舎)

2012年

『INTRINSIC』(ワニブックス)

DVD

2010年

『草刈メソッド』(マガジンハウス)

AWARDS / 受賞歴

1987年

全国舞踊コンクール第1部第1位
文部大臣奨励賞

1988年

村松賞舞踊部門

1989年

第16回橘秋子賞

1996年

第20回日本アカデミー賞 最優秀主演女優賞/新人俳優賞
第70回キネマ旬報ベストテン 新人女優賞
第18回ヨコハマ映画祭 最優秀新人賞
日本映画批評家大賞 特別女優賞
マドモアゼル・パルファム賞(フランス高級香水協会)
ダイヤモンド・パーソナリティ賞(DTC)

1997年

第13回服部智恵子賞

2010年

woman of the year(vogue)

2012年

日本アカデミー賞 優秀主演女優賞
全国映連賞 女優賞

REPERTOIRE / バレエ レパートリー

古典作品

「白鳥の湖」
「ジゼル」
「ドン・キホーテ」
「眠れる森の美女」
「ライモンダ」
「海賊」
「ラ・シルフィード」
「コッペリア」
「くるみ割り人形」
「ラバヤデール(幻影の場)」
「グラン・パ・クラシック」
「パキータ」
「ショピニアーナ」

アンソニー・チューダー振付

「火の柱」
「エコーイング・トランペット」
「リラの園」」

A・アロンソ・カルメン振付

「カルメン組曲」

アザーリ・プリセツキー振付

「ロミオとジュリエット」
「椿姫」

エーメ・ド・リグライナー振付

「ダジラード」
「ENCHANTED」

ジョージ・バランシン振付

「セレナーデ」
「アポロ」
「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」

ニコライ・ボヤーチコフ振付

「竹取物語」

ローラン・プティ振付

「アルルの女」
「若者と死」
「こうもり」
「レダと白鳥」
「チーク・トゥ・チーク」
「デューク・エリントン・バレエ」
「ピンク・フロイド・バレエ」
「神も悪魔もなく」
「切り裂きジャック」
「ダンシング・チャップリン」

マッツ・エック振付

「カルメン」

PERFORMANCE / 海外公演及びゲスト公演・プロデュース公演歴

1990年

ソビエト文化省の招聘による牧阿佐美バレヱ団ソビエト公演へ参加。ダンチェンコ劇場(モスクワ)、キーロフ劇場(サンクト・ペテルブルグ)にて公演。

1991年

ダンチェンコ劇場(モスクワ)、ノヴィ・サド(旧ユーゴスラビア)、ブカレスト、ヤシ、クルージュ=ナポカ、ティミショアラ(ルーマニア)の各劇場に招かれる。

1994年

レニングラード・バレエシアター日本公演に出演。

1997年

モスクワ音楽劇場日本公演、レニングラード国立バレエ(現・ミハイロフスキー劇場、サンクトペテルブルグ)マールイ劇場公演に客演、以降2009年の引退までの12年間ゲストバレリーナとして客演、同バレエ団の日本公演に参加。

1997年

第13回服部智恵子賞

1999年

新国立劇場オペレッタ公演「こうもり」に出演。

2000年

トヨタミレニアムコンサートに出演。

2001年

モスクワにてインペリアルロシアバレエに客演、「カルメン組曲」を踊る。

2002年

新国立劇場、マールイ劇場に客演。

2004年

パークハイアット東京10周年記念チャリティーガラパーティ「ドリーム・シアター」に出演。

2005年

愛・地球博、野外ステージ公演「『愛と祈り』を舞うー星降る夜のパ・ド・ドゥ」を自らプロデュース、主演、約2万5千人を動員。牧阿佐美バレエ団ヨーロパ公演に参加、パリ(シャンゼリゼ劇場)、バルセロナ(ティボリ劇場)、ビアリッツ(フランス、ガール・デュ・ミディ劇場)にて公演。

2006年

自らのプロデュースによる『ソワレ Soiree de Danse Roland Petit』をパリ(シャンゼリゼ劇場)、上海(上海大劇院)、香港(香港文化センター大劇院)、台湾(台北・国家戯劇院)他、日本国内8都市で公演。韓国国立バレエ団の招聘によりソウルアート・センターにてマッツ・エック版「カルメン」に主演。

2007年

イタリア『スポレート・フェスティバル』に出演。

2008年

東急「ジルベスタコンサート」出演。

2009年

「Esprit~ ローラン・プティの世界」をプロデュース。国内11都市、14公演を行い、バレリーナとしての幕を閉じる。

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