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NOTES

草刈民代 × 周防正行 夫婦チャット対談

2015.02.14

新年おめでとうございま~す!

今頃っすか?

とりあえず、ホームページの新年の更新ですから。

いつ以来?

昨年7月以来です。トホホ。

なんでまた、そんなに更新できなかったの?

お恥ずかしい話ですが、次を書こうとしているうちに忘れてしまい、そのうちに更新しなくてはならないことまで忘れてしまいました。

はい。なるほど。さすがです。では、本年の豊富は?

なんだよ、なんかフォローしてくださいよ~

そうだね……じゃあ、今年は、せめて更新しなくてはならないことは忘れないようにしてくださいな。

了解です! 実は、最後の更新をした頃、お料理を習っていたんですよね。イタリア料理。昨年は、「草刈バレエメソッド」の宣伝や「舞妓はレディ」の宣伝で、うちでの撮影が2回もあり、私の手料理を振る舞うことになったのだけれど、2度目の撮影の時にはメニューが品切れになってしまい、先生にレッスンをしていただくことにしたのでした。

おかげさまで美味しいイタリアンを食べられるようになりました。 ありがとうございます。

2回くらい習えばどうにかなるのかと思ったら、2回じゃ見栄えのするお料理には至らなくて結局5回目のメニューを撮影の時に作ったんだよね。やっぱり、何事もそんなに簡単にできることではありません。

イタリアン以外も習おうよ。

そのうちね。でも、お陰さまで手打ちパスタも作れるようになりました。パスタマシーンを使わずにできるものだったけど、自家製のパスタはなかなか良かったですね。

お世辞抜きで美味しかったので、もっとレパートリーが広がると僕も嬉しい。おかげさまでお客様を呼んでの食事会もできたしね。

やっぱりさ、いろいろ作れるようになると楽しいよね。それと、レッスンを続けるうちに手際が良くなっていったのには驚いた。なんでも習ってみると違うもんだよね。料理の仕方にも基礎があるのだと実感しました。

習い事ではなかったけれど、やってみて楽しかったのは、トレッキング。まさか夫婦でトレッキングするようになるとは思わなかったけど、ちょっと続きそうだよね。

うん。踊っていた頃の自分を思うと信じられないけれど、山を歩くのは面白いよね。平らな道ではないからかなり足にもくるけれど、それがかえって良い運動になって楽しい。踊っていた頃だったら、踊ること以外で脚を使うのは避けていたくらいだったのに。

僕の方は、草野球のための鍛錬にもなるし、自然の美しさや厳しさを実感できるし、非日常の楽しさですね。で、今年はどんな年になりそう?

んー、どんな年になるんでしょうね。

僕の方は、ひたすら「仕込み」の年ですね。時々しか映画を作っていないように見えるけど、「ダンシング・チャップリン」から「終の信託」、「舞妓はレディ」と大放出してきたので、とにかく今年は仕込みます。で、来年、爆発予定。

どう爆発するか楽しみですね。私の方は自分の可能性をあっちこっち探ってみたいですね。年末年始ロシアで撮影したNHKの番組が2月7日と14日に放送されます。これは、私にとっては新しいタイプの番組でした。ドキュメンタリーのナビゲーターはとても面白い仕事だと思っています。

極寒のサンクト=ペテルブルクとモスクワに年末年始行ったわけだけど、バレエを踊りに行っていたころと、ロシアの雰囲気は違ってた?

全然違うと思った。特にモスクワは。モスクワに行くのは久しぶりだったのだけれど、昔国営デパートだったところに行ったら、全く雰囲気が違っていた。私はそのデパート、1992年以来だったので、なんか感慨深いものがありました。サンクト=ペテルブルクは、6年ぶりで、6年前には今のような感じになり始めていたから、モスクワほどの変化は感じなかったけど。

僕も1992~3年頃、ロシア野球の取材でモスクワとサンクト=ペテルブルクに行って、本当に面白かった。冷戦時代のスパイ小説にでてきた暗い国のイメージそのままで、滅茶苦茶雰囲気が良かった。赤の広場も今のように観光地化されていなかったし、レーニン廟にも入ったし、その後、民ちゃんのバレエを見に、モスクワへもサンクトへも行ったけど、どんどん西側に似てきて、そういう意味ではつまらなくなった。だけど、サンクトで民ちゃんのバレエを見た時は、一週間エルミタージュに通って全室制覇したり、それなりに面白かったなあ。今のロシア、そして何よりもクレムリンの中でも撮影した番組だというので、滅茶苦茶楽しみです。

クレムリン宮殿では、テレビ初公開の部屋も撮影しています。私自身も貴重な経験をさせていただきました。みなさん、放送をお楽しみに!

僕の方のお楽しみは、3月18日、『舞妓はレディ』のDVDとBlue-Ray発売です!特にBlue-Rayの特典映像のメイキングは、初めて具体的に僕の映画作りの作法に触れているし。自分で作ったメイキングじゃない分、客観的に自分の映画作りを見ることが出来ました。もち、本編見てない人も、ミュージカルシーンの歌にハマった人も楽しめます!

撮影中の旦那さんも面白いです! テンション、高いもんね、現場では。うちにいるのとは大違い。

…………。

今回も、高嶋政宏さんと私のミュージカルシーンの撮影の時には、現場でのリハーサルで、私に成り代わって振付のパパイヤ鈴木さんと踊っていたもんね。それもマジで。あれは、見ていて面白いやら怖いやら。何しろ本人は芸妓里春(私が演じた役)に成り切っていましたからね。

…………。というわけで、今年は撮影もなく、日々テンション低く生きてまいります。

やめてよ、低くなるのは。

い~え。低く生きます。落ち着いて、地面を踏みしめ、一歩一歩着実に歩んでまいります。

テンションを下げなくても地面は踏みしめられます。楽しくやろうよ!

楽しく、低くまいります。

しつこい!

持ち味です。

爆笑! 受けるぅ~!

ありがとうございます。

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